2016年7月22日(金)
年長の子ども達にとっては、1年を通しての最大のイベントと言ってもいいお泊り保育がいよいよ始まりました。
7 月に入ってあれこれと準備をして、子ども達もとても楽しみにしていました。
(中にはちょっぴり不安な子もいたようですが)
年長の先生たちだけでなく、富塚幼稚園の全職員で行うお泊り保育。
今年も楽しいことが一杯です!!
大きなリュックを背負って、子ども達が登園してきました。
“楽しみで仕方がない!”と言う表情の子や、“大丈夫かなぁ”と不安そうな子、様々です。
お友だちと顔を合わせれば、一層テンションも上がり、元気いっぱいの子ども達です。
子ども達が登園してきて、ちょっとお部屋にお邪魔してみました。
園庭に集まって開会式を行いました。
年中の先生達のファンファーレと同時に、「おとまりほいくはじまるよ」と書かれた垂れ幕も下がってきました。
子ども達の元気な宣誓の声が響き渡りました。
昼花火のテープもきれいに上がり、いよいよお泊り保育の始まりです。
まずは、今日の昼食のカレー作りです。
お泊り保育のねらいの中に「自分でできることは自分でする」というものがあります。
という事で、昼食は自分達で作らないといけません。
各クラスに「カレー作りのレシピ」が張り出されていて、子ども達はもう一度作り方を確認していました。
エプロンをつけて、製作開始です。
皮をむいたり、切ったり、炒めたり…
子ども達も真剣です。
だって、自分達のお昼ご飯がかかっているのですから。
そして、出来上がったカレーは園長先生に味見をしていただきました。
「おいし~」の一言に、ホッと一安心の子ども達でした。
デザートにスペシャルフルーツポンチも作って、完成です。
(ちなみにごはんだけは給食やさんにお願いしました)
自分達で作った昼食はとてもおいしく、何回もお替りをしている子もいました。
そして大鍋2つで作ったカレーは、どのクラスも完食!
ぺろりと食べてしまった子ども達でした。
ワンワンバスに乗って「浜名湖体験学習施設 ウォット」へ社会見学に行きました。
今年も編集長はお留守番。
特派員に取材をお願いしました。
まずはアクアゾーンで浜名湖セミナーが開催されました。
浜名湖に住んでいる魚や貝のお話を真剣に聞いている子ども達。
でも、お兄さんの話より後ろの大水槽の中を泳ぐ魚の方が気になる子もいたようです。
タッチプールでは、浜名湖にいる生き物を直接触ることができます。
特派員報告によると、タッチプールにはフツーサイズのナマコがいたようですが…
学習ゾーンの解放実験室には超巨大ナマコが!
ここまで大きいともうナマコには見えません。
そして、毎年の事なのですが今年も持ちあげようとチャレンジするのは女子の方が多かったようです。
女は愛嬌と言いますが、富幼の女子は愛嬌だけでなく度胸も兼ね備えているようです。
ウォットから帰ってくると、ちょっぴり小腹が…
理事長先生のかき氷やさんの開店です。
こちらのかき氷やさんでは、シロップやミルクを自分の好きな味を好きなだけかけていいのです。
こんなこと、自分の家やお店では絶対できないことです。
となると、子どもだってあの味も、この味も食べてみたいと思ってしまうのでした。
今年も「和合の湯」さんに行ってきました。
(毎年大変お世話になっております)
さすがにお風呂の中はお見せできませんが、お風呂に入ってさっぱりした子ども達でした。
いつもの制服と違い、お家の服を着てまったりしているようです。
幼稚園に帰って、ホッと一息。
そうしているうちに夕食の時間です。
体育館がとみつかレストランになっていました。
ここでも「自分のことは‥」です。
夕食は作ることはありませんが、自分達で盛り付けていかなくてはいけません。
お箸をつかったり、トングを使ったり‥
ここでもちょっぴり苦戦している子がいたようです。
しかし、自分の好きなものを好きなだけ盛り付けていけばいいという事は、嫌いなものは取らなければいいのです。
(編集長も○○はやめておきました)
ほとんどの子が食べ終わった頃に、先生たちの楽しい出し物がありました。
年少とちゅーりっぷの先生はドラえもんの劇、年中の先生はクイズです。
そんな時、丸窓に不思議な影が…
そうです。
浜松市民なら知らない人はいないであろうはままつ福市長の出世大名家康くんが遊びに来てくれたのです。
昨年ゆるキャラ(R)グランプリで見事グランプリを獲得した家康くんには年長の先生たちがSPとしてついてきたほどです。
(何かあってはいけませんからね)
はままつ福市長として多忙な家康くんは子ども達と♪家康くんテーマ曲♪を踊り、一緒に写真を撮って帰って行きました。
しかし、近い将来家康くんも一緒にお泊りしてくれるだろうと期待している編集長でした。( ホント!?)
この頃になると、日もすっかり落ち、園庭の提灯もいい感じに灯り始めました。
夜のつどいは3部構成になっています。
第1 部は盆踊りです。
今年は年長の先生方が和太鼓の演奏をしてくれました。
(暗くて、思うように撮影できなかったのが残念です)
そして盆踊り。
曲は富塚学園オリジナルの♪幼稚園音頭♪です。
(曲を聞いてみたい方は、姉妹園の湖東幼稚園のHPをご覧ください)
曲中には園名も出てくる楽しい曲です。
園庭に大きな二重円を作り、子ども達と先生が踊りました。
第2部は夜店です。
先生たちがお店の人になり、3~4名のグループに分かれた子ども達が全部で4つのお店を回って行きます。
そして、この中に難関が待ち受けているのです。
恒例となっている「お化け屋敷」です。
入る前から泣き顔の子もいたほどです。
そこで編集長は「お化け屋敷パスします」と秘密の言葉を教えてあげたのですが、その子は言えたのでしょうか。
ちなみに、その他の3店は平和にお買いものが出来たようです。
全部のお店を回ると理事長先生、副園長先生からごほうびをいただきました。
そして、第3部は花火大会です。
ほとんどが打ち上げ系の物なので、短い時間ではありますが見応え十分。
こちらの花火師さんたちは年々力を付けてきて、佐鳴湖の花火大会にも出場できそうな勢いです。
楽しかったお泊り保育1 日目もそろそろ終わりです。
しかし!
自分のことは自分でしないといけない子ども達。
自分で布団を運び、敷いて、シーツをかけて…
まだまだ寝ることはできません。
準備が出来たら、パジャマに着替えて‥
やっとおやすみなさい
最初はきれいに並んでいた子ども達も、時間の経過とともにあっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロ。
中には夜中に突然起き出す子や何やら寝言を言っている子も。
確実なのはどの子もいい夢を見ているのか、とてもいい寝顔をしていました。
2016年7月23日( 土)
5時ころからモゾモゾ動き始めている子もいました
が、そろそろ起きる時間です。
洗顔、着替え、布団の片付け‥
朝から子ども達はやることが一杯です。
ラジオ放送の開始時間に合わせて、準備をしなくてはいけません。
この日は新潟県の妙高市からの中継でした。
子ども達はラジオ放送と一緒に♪ラジオ体操のうた♪を元気一杯歌っていました。
(近頃は夏休みのラジオ体操をやらなくなった地域が多くなってきたと聞いたことがあります。
富塚の子は体操も♪歌♪も、自信を持ってできますよ)
体操が終わると、寝ぼけ眼の子もシャキッと目が覚めたようです。
幼稚園の周りをぐるっとお散歩です。
今年は曇り空だったので、さほどセミはないていませんでしたが、川を泳いでいるカモの親子を見つけたり、犬のお散歩をしている人と出会ったり。
昼間とは違う発見が合ったようです。
ラジオ体操にお散歩。
お腹のすくことばかりです。
朝食も体育館のとみつかレストランでいただきます。
そろそろ食べ終わったかなと思った時に‥
♪朝ごはんマーチ♪に合わせて、年長の先生たちが入ってきました。
そして、ただ今人気爆発中、話題の♪エビカニクス♪を踊り始めたのです。
さすが、YouTube で1270 万回以上再生されている曲だけあって、子ども達もちゃーんと知っていて一緒に踊っていました。
開会式を行ったばかりと思っていたら、もう閉会式です。
昨日の朝よりもリュックは膨らみ、自分では閉められない子続出だったようです。
そのリュックを背負い、荷物だけでなく思い出もいっぱい持って閉会式に参加しました。
頑張った子ども達に先生たちからクラッカーのプレゼントです。
たった1日、されど1日。
お家の人と離れ、お友だちや先生と過ごした24時間は子ども達にとっても思い出深い物になったことと思います。
24時間ぶりに会った子ども達は、ちょっぴり大きくなっていたのではないでしょうか。
今年も無事お泊り保育が終わりました。
お泊り保育は年長の子ども達が参加する行事ではありますが、実は5月から準備は始まっているのです。
最初は年長の先生だけですが、6月の作品展が終わると少しずつ他の学年の先生も手伝うようになり、当日を迎えます。
「子ども達を楽しませるには、まず先生が楽しもう!」を合言葉(?)に準備をすすめ、当日は時には先生の方が楽しんでいるのではと思えるほどです。
それが、夕食や朝食の際の先生方の出し物であったり、夜のつどいだったり。
帰り際に「パパとママとお姉ちゃんのこと忘れてたぁ」と言った子がいたようです。
最初は心配していた≪お泊り≫も、きっと皆がこの気持ちであったと思っています。
先生たちも楽しいお泊り保育でした。
そして、今年は編集長だけでなく特派員2名も1 台ずつカメラを持ち、全部で1081 枚もの写真を撮りました。
「とみつか新聞号外」でお知らせしたり、初の試みとして保護者の皆様に登録していただいている「連絡アプリ」でお伝えしたこともありました。
確認したところそちらは送信した途端、なんと20名以上の方がご覧になって下さいました。
夜だったので「何?」と心配されたかもしれませんが、それだけ携帯電話(スマホ?)片手にいつ連絡が来てもいいようにと気にかけていただいていたのでしょう。
驚きとともに、ありがたいと思いました。
最後になりましたが、「とみつか新聞」並びに「とみつか新聞号外」を見て、もう一度お泊り保育の思い出話をしていただけると編集長始め特派員も頑張ったかいがあったというものです。
(いつも以上に長い編集後記を最後まで読んでいただき、ありがとうございます)
とみつか新聞 編集長
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