毎年恒例、同時にさくら組の子ども達にとってはこの夏最大のイベントと言っても過言ではない、お泊り保育が始まりました。
7月に入り、あれやこれや・・と準備をしてきた子ども達。
ちょっぴり緊張しながらも大きなリュックを背負い、登園してきました。
まずは園庭に並び、開会式に参加しました。
「理事長先生や運転手さんがおじいちゃん、副園長先生がおばあちゃん、園長先生がお父さん、先生たちがお母さん」
園長先生の話に笑顔も見られ、ちょっと緊張もほぐれてきたようです。
「僕たち、私たちは、約束を守って、楽しいお泊り保育にします」と大きな声で宣誓をすると2階のテラスから垂れ幕が下りてきました。
キラキラテープの飛び出す花火も上がり、いよいよお泊り保育の始まりです。
お泊り保育のねらいの中に「自分でできることは自分でする」というのがあります。
何が自分でできるのか・・・
まずは、昼食作りです。
自分で作らないと、お昼ご飯がないとなるとがんばるしかありません。
エプロンをつけ、気持ちはカレー屋さんのシェフというところでしょうか。
出来上がったカレーは園長先生に味見をしてもらい
ました。
「ん?ん?・・・」の声に心配そうな子ども達。
しかし、その後の「おいし~!」に、思わず安心した表情の子ども達でした。
大人が使うようなカレー皿にご飯とカレーをよそってもらい、デザートのスペシャルフルーツポンチも出来上がって、昼食の時間です。
自分で作ったカレーは格別の味の様です。
どのクラスも大鍋2つがほぼ空っぽになるくらい何回もお替りをしていました。
昼食の片付けもしっかり自分達でして、今度は浜名湖体験学習施設ウォットへ社会見学に出発です。
浜名湖セミナーを開いていただき、浜名湖についての勉強をしました。
実際に魚を見ながらの話に、子ども達も真剣そのものでした。
その後はタッチプールでナマコやヒトデ、ヤドカリに触ってくる予定だったのですが…
今年の猛暑にどうもナマコ君達が夏バテ(?)のようで。。。
(実際はそのような言い方ではないようですが)
残念なことに触る体験は出来ず、その代わり、魚にエサやり体験をしてきました。。
暑い中帰ってきたら、かき氷のおやつです。
今年も布橋にある氷工房にはしさんのおいしい氷を使います。
お泊り保育は「自分のことは自分で」です。
かき氷のシロップは自分でかけてもらいます。
自分でかけるということは…好きなだけかけていいということなのです。
「全部味(全部のシロップをかけるという意味です)」をかけている子がほとんどだったようです。
全部かけると、どんな味になるのでしょう?
おまけ
氷工房にはしさんは、知る人ぞ知る「人、お店」です。
氷彫刻では有名な方で、TV に出演することもあるほどです。
そして、今年もいただきました、フローラルアイス。
これは造花などを入れてあるのではなく、氷の中に彫刻をしてあるのです。
実物をお見せできないのが、残念です。
すっごくキレイで、不思議な花です。
おやつを食べてお腹の中はちょっと冷えてきましたが、汗をかいているのには変わりはありません。
今年もスーパー銭湯和合の湯さんにお邪魔しました。
内部の様子は…さすがにお見せすることはできませんが、大きなお風呂に入って子ども達はすっきりしたようです。
お風呂上りにはお家から持って来た服に着替え、ホッと一息ついた子ども達です。
お泊り保育での夕食は…
さすがに夕食を作ることはできないので、体育館に素敵なレストランを準備しました。
大きなテーブルを広げて、さくら組全員が一度に食事ができる大きなレストランです。
しかし、何度も言いますが「自分のことは自分で」のお泊り保育。
このメニューもお弁当箱の中に準備されているわけではなく、自分たちで好きなものを好きなだけ取って行くバイキング・スタイルでした。
このために、実はトングの使い方も練習していたそうです。
好きなものを好きなだけなので、残すことなくどの子も完食でした。
夕食の時間も終わりに近づいた頃、ちゅーりっぷ、ひよこ、りんご組の先生たちが、歌やクイズなどをしてくれました。
子ども達も大喜びです。
そうです、浜松福市長の出世大名家康くんが今年も遊びに来てくれました。
これには子ども達も大騒ぎ。
毎年遊びに来てくれる家康くん。
もしかしたら、副市長のスケジュールには「富塚幼稚園に行く」と書いてあるのかもしれません。
忙しい中、遊びにきてくれた家康くんと一緒に♪家康くんテーマ曲♪を踊り、みんなで写真撮影もしました。
家康くん、来年も遊びに来てくださいね♡
夜のつどいは3部構成になっています。
第1部 盆踊り
盆踊りの前にさくら組の先生たちが、凛々しい和太鼓演奏をしてくれました。
法被姿の先生たちはとてもカッコよかったです。
そして、富塚学園オリジナルの♪幼稚園音頭♪と♪夢をかなえてドラえもん♪を踊りました。
途中、元気な掛け声もあり、子ども達も楽しそうでした。
第2部 夜店
全部で4つのお店に3~4人のグループで回ります。
子ども達が一番心配していたお化け屋敷も夜店にはありました。
中にはお化けが。。。そのあたりは、ぜひ子ども達に聞いてみてください。
第3部 花火
富幼には腕利きの花火師が5人います。
打ち上げ花火だけでなく、ナイアガラの滝もあり、
見応え十分の花火は佐鳴湖の花火にも負けません。
夜のつどいも終わり、寝る準備です。
ここでも「自分のことは自分で」
子ども達は自分で布団を運びました。
重い布団も友達と力を合わせて運べば、楽しいことに変わっていきます。
今年のお泊り保育は暑かったからなのか、子ども達も疲れたようです。
30分もしないうちに全員が寝息を立て始めました。
(その点先生たちはちょっと楽だったようです。毎年、なかなか寝付けない子がいるんです。)
5時頃から少しずつ起き始める子がいました。
ぱっちりと目覚めのいい子や、お友だちにどれだけ声を掛けられても起きない子もいたり、それぞれではありましたが、予定の6時にはほとんどの子が起きたようです。
夏休みと言えばラジオ体操!
(編集長の年代はそうなのです!!)
富幼の子ども達は♪ラジオ体操のうた♪も体操もちゃんとできます。
(近頃ではできない子もいるらしいですね)
気持ちのいい朝に幼稚園の周りを散歩に行こうと思ったら…
タイのトゥクトゥクに乗って謎の人物がやってきました。
謎の人物はヒトシスパローと自己紹介をして、お泊り保育の応援に来てくれたようです。
残念ながら子ども達はトゥクトゥクには乗せてもらえませんでしたが、理事長先生を乗せ、颯爽と去っていきました。
ヒトシスパロー…正体は一体誰だったのでしょうか。
(トゥクトゥクは園長先生のお友達幼稚園からお借りしました。編集長も乗ってみたかったなぁ)
ただ歩いてくるのではなく、散歩の途中で6つのものを見つけてこようと目的表が出されました。
目的を持った子ども達は真剣そのものです。
◯◯を探しながらの散歩は、ただ歩くだけとは違いいろいろな発見があったりして、楽しいものでした。
朝起きて、ラジオ体操や散歩でお腹の空いてきた子ども達。
体育館の「とみつかレストラン」で、朝食をいただきました。
朝食も終わりに近づいたころ、さくら組の先生たちが突然!子ども達の大好きな♪ラーメン体操♪をはじめました。
もちろん子ども達も一緒に踊りました。
子ども達が登園してきて24時間。
お泊り保育もいよいよ終わりです。
子ども達は前の日に持ってきたリュックに、思い出もいっぱい詰め込んで閉会式に参加しました。
先生たちのクラッカーとキラキラテープが飛び出す
昼花火が、お泊りを頑張った子ども達にご褒美です。
24時間ぶりに会ったお家の人たちと子ども達は、あれもこれも話したい事だらけだったようです。
どんな話が出たのでしょうね。
謎の人物ヒトシスパローは実は園長先生でした。
(わかっていたとは思いますが)
「子ども達を楽しませるには、まず先生たちが楽しもう!」の気持ちで準備を進めてきたお泊り保育。
一番楽しんでいたのは、園長先生だったかもしれません。
ヒトシスパローのアイディアはさくら組の先生しか知らないまさにサプライズ企画でした。
(編集長も知らなかったのです)
秘密にするって、楽しいですよね。
準備はさくら組の先生が中心に行いますが、そういう意味ではさくら組の先生達も楽しんでいたことでしょう。
お泊り保育、子ども達も先生達も2 日間思い切り楽しんだのでした。
さくらぐみのおともだちへ
なんでもじぶんたちでおこなったおとまりほいく。
ちょっぴりおにいさん、おねえさんになったようにみえますよ。
とみつかようちえん せんせいたちより
平成29年度の発行済み「とみつか新聞」 をご覧になりたい方は、上部の見たい月のマークをクリックしてください。