2013年7月24日(水)
年長さんが楽しみにしていたお泊り保育が始まりました。
この日は生憎の雨となってしまい、ほとんどの子が車で送ってきてもらい、正門前は交通渋滞。
しかし、子ども達にとってはお天気はさほど関係ないようです。
大きな荷物を持って、元気に登園してきてくれました。
次第に雨はひどくなってきてしまい、開会式は急遽2階テラスで行うことになりました。
年中の先生たちのファンファーレに続いて、3階からは大きな垂れ幕が!
そこには「おとまりほいく はじまるよ」の文字が書いてありました。
いよいよ、お泊り保育の始まりです!!
お泊り保育では、『自分でできることは自分でする』というねらいがあります。
それにあわせて、昼食は自分達で作ることになっています。
今日の昼食は「カレーとスペシャルゼリー」です。
エプロンをつけて、いざ調理。
がんばらないとお昼ご飯がありませんから、おのずと子ども達も真剣です。
中には、お家で練習してきたという子もいて、華麗なる包丁さばきを見せてくれました。
これなら、お家の人たちにご馳走できそうです。
カレーを煮込んでいる間に、トッピングに使う「チーズの型抜き」と「スペシャルゼリー」の準備です。
野菜も柔らかくなってきたら、カレー粉投入!
隠し味にチョコレートも入れました。
「おいしくなぁれ」と言いながら、かき混ぜている子ども達です。
出来上がったカレーは園長先生に味見をしてもらいました。
「ん? ん? ん…」と園長先生。
子ども達にとっては、不安な一瞬です。
しかしその後に「おいしい~~!!」の一声。
ホッと一安心の子ども達です。
その後、大鍋2杯に作られたカレーは、どのクラスもあっという間になくなってしまいました。
「お母さんのカレーとみんなで作ったカレー、どっちがおいしい?」の質問に「どっちもおいしい!」と大人な返事をする子もいたほどです。
お腹も一杯になり、「浜名湖体験学習施設 ウォット」へ、社会見学に行きました。
この時間、雨は一層激しくなり・・・
編集長はじめお留守番の先生たちは、出かけていくバスを見送ったのでした。
雨のため、当初の予定とは違う内容もありましたが、子ども達は興味津々、海の生き物に触れてきました。
まずは、平日は開催していないのですが、特別に富塚幼稚園のために行ってくれた「TV水中トーキング」。
ガラス越しに水中にいるダイバーさんとお話をしました。
「魚はどうして水の中で目を開けていられるのか」や「魚には歯があるのか」などの質問に丁寧に答えてくれました。
「魚にはまぶたがない」の答えに、子ども達はびっくり、そして「魚の歯」を実際に見せてもらったりして、子ども達は貴重な体験をさせてもらいました。
そして、室内の展示スペースで珍しいものを直に触らせてもらいました。
本物のナマコやヒトデです。
(作り物にも見えますが、正真正銘生きてます!)
あまりの大きさに手の出ない子もいましたが、果敢にもチャレンジする子ども達、そして先生でした。
幼稚園に帰ってきて、ほっと一息。
次は、おやつを食べるグループと銭湯にいくグループの2つに分かれての行動です。
まずは、おやつグループ。
今日のおやつは「カキ氷」です。
お天気のいい、暑い日に食べるとおいしいのですが、生憎の雨。
しかし、寒いわけではないので子ども達には関係ありません。
チケットを持って「カキ氷」と交換します。
そして、今日は6種類あるシロップのかけ放題。
好きな味一筋の子もいれば、6種類全部を少しずつかける子もいたりと、それぞれです。
食べすすめていくと、底から何かが・・。
そこにはマーブルチョコが隠されていました。
「あたった!!」と大喜びの子ども達は友達同士で何色のあたりだったのか興奮気味に話し合っていました。
次は、銭湯グループ。
今年も、「和合の湯」さんへ行きました。
半分に分かれるとは言え、約60名近い子どもが一度に行くわけですから、偶然にも居合わせた一般のお客様は驚いたことでしょう。
お騒がせして申し訳ございませんでした。
写真は公開できませんが、子ども同士だけでなく一般のお客さんとお話している子もいたりして、まさに、「地域の方との裸の付き合い」をしてきた子ども達でした。
体育館が今日は「とみつかレストラン」に変身です。
いつもと違う室内に、子ども達もビックリ!
しかし、ここでも「自分のことは自分で」です。
今日の夕食はバイキング形式のため、自分達で好きなだけお皿に盛り付けていきます。
このために、トングの使い方も練習しました。
案外、ここで子ども達のセンスが問われるのでした。
おやつを食べたとはいえ、お腹ペコペコの子ども達。
いつもと違う雰囲気のため、たくさん食べている子が多かったような気がしました。
また、バイキング形式のため、「好きなものを好きなだけ」で、残り物も少なかったようです。
夕食も終盤にさしかかった頃、先生方のミニコンサートが始まりました。
年少の先生たちの♪お化けなんてないさ♪の歌と踊り。
年長・年中の先生たちの「◯ ×クイズ」。
1問ごとに大騒ぎでした。
クイズにもあった「浜松」について、DVD+プロジェクターを使ってお勉強です。
浜松市民として、小さい頃から重要です・・
と、そこに!!!
なんと、浜松市福市長の出世大名家康くんがプロジェクターの後から登場したのです!!!
まさに、子ども達は大騒ぎ!!
黄色い歓声がレストラン中に響き渡っていました。
実は、家康くん登場は子ども達には秘密にしていた先生たち。
お泊り保育の練習として、盆踊りやラジオ体操と一緒に「出世大名家康君のテーマ曲」のダンスの練習もしていました。
早速、家康君と一緒に踊る子ども達。
家康くん本人も、キレキレのダンスを披露してくれました。
夕食の頃から天気は回復し、きれいな夕焼けも見られるくらいになってきました。
お泊り保育中はお父さんの幼稚園男性陣が園庭の整備をして、夜のつどいは予定通り、園庭でできそうです。
夜のつどい第1部は、盆踊りです。
幼稚園オリジナルの「幼稚園音頭」と「おどるポンポコリン」を園庭につくられたやぐらを囲んで踊りました。
有志の方の太鼓演奏も入り、雰囲気はバッチリです。
第2部は、夜店です。
全部で4店あるお店を、3~4人のグループで回ります。
「はてな?ボックス」 「たこ焼き合戦」 「チョコバナナ」 そして、伝統の「お化け屋敷」。
首からさげたカードを持って回りますが、途中で仲間とはぐれたり、お化け屋敷で目からお水が出てきたり・・数々のアクシデントを乗り越え、無事ゴール!!
ゴールでは、園長先生と握手ができ、ごほうびにジュースもいただきました。
夜のつどい、第3部は花火大会です。
佐鳴湖の花火大会にも負けない迫力で、これも恒例となっているものです。
今年は、風向きの関係で虹の階段に座っていたほとんどの子達よりも、諸事情により園庭の横からみていた数名の子ども達+編集長の方がベストポジションだったようです。
子どもたち、ごめんね。
興奮の中、夜のつどいも終わり、気が付けばもう9時。
そろそろおやすみの時間ですが、ここでもまた「自分のことは自分で」です。
皆で力を合わせて布団を運び、シーツを敷きます。
いつもならお母さんがやってくれることでしょうが、どんなに眠くても自分でやらなくてはいけません。
興奮冷めやらぬ子ども達も、パジャマに着替え横になると少しずつウトウトする子が出始めました。
最初はきれいに並んでいましたが次第に・・
子ども達が眠りにつくと、先生たちは順番に休憩をいただきましたが、クラスには必ず1~2名の先生がいて、子どもたちを見守っていました。
ですから、子ども達のおもしろエピソードには事欠きません。
たとえば・・・
編集長が交代で子どもを見ているとき、突然起き上がって「ばぁば」と言ったHくん。
編集長を見てそう言ったのか、単なる寝言だったのか。。。
その実態は、いまだに謎のままです。(寝言だと自分に言い聞かせている編集長です)
2013年7月25日(木)
6:00 起床
の予定なのですが・・・
例年、5時くらいにはゴゾゴゾ動き出す子がいるのですが、今年の子ども達はよく寝ていて・・
6時起床に間に合うのか心配になったほどでした。
寝るときには、きれいに並んでいた子ども達も、夜明け前にはこんな状態。
布団の上で、運動会をしていたかのように思わぬ移動をしている子もいました
ラジオ放送に合わせて園庭に集合です。
今日は、北海道からの放送だそうです。
放送に合わせて♪ラジオ体操の歌♪を歌います。
多分、幼稚園近辺でこの歌が歌えるのは、富塚幼稚園卒園生だと思いますよ。
体操をしていくうちに、だんだん目も覚めてきたようです
すっかり目も覚め、幼稚園の周りを散歩しました。
段子川に何かいるかと、子ども達も真剣に探していました。
お腹も空いてきた子ども達。
体育館の「とみつかレストラン」で、朝食です。
朝食は、「おにぎりセット」です。
朝食も終わりになってくると、年長の先生達が「おべんとバス」の劇をしてくれました。
子ども達も担任の先生たちのパフォーマンスに大喜びでした。
楽しかったお泊まり保育も、とうとう閉会式となってしまいました。
登園からちょうど24時間です。
リュックもちょっと重くなったようです。
その中には、思い出も入っているのでしょう。
お迎えに来てくれた、お家の人たちも一緒に参加しました。
がんばった子ども達へのごほうびは、先生たちからのクラッカーでした。
閉会式も終わり、子ども達もお家の人たちの元へ。
子ども達の顔が満足そうだったのはもちろんですが、保護者の皆さんの表情もとても輝いていたのが印象的でした。
24時間ぶりに子どもに会うのがうれしかったのでしょう。
7月24、25日に行われた今年のお泊まり保育。
年長の担任は6月から準備を始めました。
「子ども達を楽しませるには、まず先生が楽しもう」をモットーに、毎年少しづつ新しいことにチャレンジしています。
今年は「出世大名家康くん」を招待したことでしょうか。
子ども達だけでなく、先生たちも大喜びでした。
また初日、雨が降ってしまい心配もしましたが、子ども達の願い(それ以上に先生の願い)が届き、ほとんど予定通り行われました。
そして、その様子をお家で心配しているだろう保護者の皆さんにお知らせしようと、「とみつか新聞 号外」の更新もがんばりましたが、いかがでしたでしょうか。
その際、伝えきれなかったことを今回「特集号」という形でお届けします。
これを見ながら、年長の子ども達からまた話を聞き、親元を離れ頑張った子どもたちをいっぱい褒めてあげてください。
とみつか新聞 編集長